11月12日に、豊平館とKitaraで、
11月17日に、豊平館でフィールドワークを行いました。
17日は豊平館の隣にある日本庭園も訪れる予定でしたが、
11月11日で閉園してしまっていました。
今回のブログでは主に17日の様子を紹介します。
12日は参加者とその配偶者を含めて11名、
17日は6名が参加しました。
今日17日は前日からの雨も止んでくれて
朝から清々しい秋晴れです。
豊平館ボランティアガイドの塩畑薫さんが
ますエントランスで豊平館の歩みのパネルで歴史を説明してくれました。
中国語と英語のパンフレットも用意されています。
シャンデリアの吊り元にある天井中心飾・メダリオンは全部で17基あります。
左官職人さんが漆喰で描いたもので、「こて絵」と呼ばれています。
モチーフはすべて花鳥風月で、一階のロビーは『波に千鳥』
二階ホールのメダリオンは『鳳凰』
目の部分に宝石が埋められているので、
角度によって鳳凰の目が光ります!
各客室はメダリオンのモチーフをもとに名づけられていて、
『ブドウ』の客室のメダリオンは
ブドウの実が天井から立体的に落ち下がっています。
左官職人の技に参加者みなさんが感嘆しました。
暖炉の天板は大理石ですが、
暖炉の周りは大理石調にしつらえた漆喰でできています。
ここでも左官職人の技が光っています。
天井の高さは5.8m
カーテンは西陣織
一階ロビーにあるドイツ製の時計は、
月の満ち欠けも分かるようになっていました。
月に目鼻が描かれていて愛嬌があります♡
結婚式場としても使われていた時期もあり、
22,000組が式を挙げました。
その名簿が保存されていて、
式の写真も見ることができます。
二階の広間には、
現在NHK大河ドラマに出演中の公家・三条実美の
『豊平館』の書や、
明治44年に大正天皇が当時皇太子だった時に行幸した絵などが掲げられています。
天王が使われた調度品も残されており、
外観の美しいマリンブルー色の原料のラピスラズリなども展示されています。
豊平館の構造や見所が書かれたパネルもあります。
年間2万~3万人の来館者がありますが、
時計台などに比べるとまだまだ観光先としてはマイナーなようです。
写真映えのするこの和洋折衷の美しい建物を
もっと多くの人に訪れてもらえるようにするためにはどうすれば良いか、
参加者であれこれ考えながら豊平館を後にしました。